おはようございます! ヨハネです!
今日は試験的な、司法試験や予備試験の論文式に特化した内容を書いていきます。
【論文の要】
私は令和6年度司法試験論文式試験で不合格になった司法浪人生です。
今日は、私が法科大学院在学中に現役合格した友人たちの助言を基に、司法試験(予備試験も)論文式試験を突破するための「要」を考えてみましたので、ここに残そうと思います。
これから司法試験を受験しようとする、私を含めた全ての勇士たちへー
論文式試験の書き方において、最も大切な要とは、「規範を文章化し、事実を記述し、事実に対する評価を文章化し、結論を記述すること」です。
簡単にいうと、「法的三段論法の全段階を、文章化すること」です。
法的三段論法とは、万人を納得させる法律学の奥義のようなもので、大前提(条文、判例などの規範)→小前提(本件の事実及びそれに対する評価)→結論、の3つから構成されます。
これら3つの段階を全て「文章化すること」。
法律を勉強している人にとっては当たり前かもしれませんが、それが一番大事。当たり前のことを、当たり前に、時間内に文章化していくのです。合格者はみな、この基本を徹底していました。
逆に、私を含めた不合格者の答案は、規範があいまい・誤っていたり、規範部分を脳内で処理しているせいでそもそも書かれていなかったりと、適切な文章化ができていませんでした。事実に対する評価の部分でも、評価が書かれていなかったり、事実の誤認があったりしていました。
論文式試験は、答案用紙上に記述されたことだけが採点対象になります。逆に、「頭でわかっているから書かなくていいや」とした部分は、採点官には「わかっていないもの」と処理されます。今年の私の再現答案では、憲法・民法・刑法でこの傾向が顕著でした。
以上が、論文式試験に対する私の考察です。来年はこれを意識して答案作成をし、合格した暁にはその効能を布教したいと思います。
全ての挑戦者に、敬意を込めて。来年、試験場で戦いましょうー